2011年9月17日土曜日

声調再勉強(5)

日本の中検の試験は、ピンインや声調の問題がある。

今から2~3年前、上海赴任して少したったころだが、
日本で中検3級の問題集を買ったことがある。

前にもちょっと書いたが、リスニングは中国に住んでいる人にとっては、
語彙の問題を別にすると超簡単である。

なんといっても、スピードが「これはスロー再生か?」と思うほど遅い。
さらに、全部2回繰り返して読んでくれるので、考える時間がたっぷりある。

HSK(初中等)のリスニングとは天と地ほども違う。

※3級の問題集しか知らないので、たぶん1級とかになればまた違うのでしょうが。

当時、その中検3級問題集でピンインや声調の問題をやってみたが、
全く歯が立たなかった。

ほんとうに、全くわからなかったのである。

いかに、私がピンインや声調を軽視していたかがよくわかる。


今にして思えば「やはり、中検の試験問題作ってる人は、ピンインや声調の暗記が
重要なことをよく分かってるんだなあ」という感じである。

その問題集には「中検3級頻出単語」というリストがついて来ていたので、
とりあえずそのリストにある単語で声調を暗記中である。

※でも、そのリストを改めてみていると「4年上海に住んでるけど一回も
   聞いたことないなあ」という単語も結構あったりするが。

今度日本に帰ったら中検2級の頻出単語リストを買ってこようと思う。

2011年9月10日土曜日

声調再勉強(4)

とりあえず「漢語会話301句」の単語声調暗記を試みてみた。

このレベルだと、ほぼ全ての単語が日常常用単語ということもあり、
何回か繰り返せば、声調は当てられるようになる。

でも、次の日も残っているのはほんのわずかで、大半は忘れてしまう。

年齢のせいもあるだろうし、定着率が悪いのはある程度想定済みとはいえ、
何回やってもそのたびに忘れてしまう事実を認識させられると、
「自分はなんて頭が悪いのだ」とモチベーションがガタ落ちである。

ただ一方で、進歩みたいなところもある。

声調がある程度分かる単語についても何度も当てる作業をしていると、
最初は、単語(漢字)をみて「うーん」と考えて、「これは2声、4声だ」という
ように当てていたものが、何度目かから単語をみたらすぐ声調が
思い浮かぶようになる。

中国語の本をいっぱい出している相原茂先生が、確かどこかで「漢字をみた瞬間に
「声調つきピンイン」が頭に浮かんでくる」というような表現をされていたと思うが、
それに近い感覚なのではないかと思う。

結局のところ、中国語のリスニングやスピーキングで使える単語というのは、
この域に達した単語だけなのではないだろうか。

中国語は本質的に「暗記科目」なのだ。

まだまだ先が長いことだけは分かった。

2011年9月3日土曜日

声調再勉強(3)

なんと、こんなにも覚えていなかったとは。

「漢語会話301句」の新出単語はだいたい270語程度あるが、
その中の1/3程度で、ピンインは覚えていても正しく声調を言えなかったのである。

この本は、初心者向けなので、単語も全部基本的なものだ。

例えば...

"白(bai)"をずっと3声だと思いこんでいたが、実は2声だった。
"長(chang)"もずっと3声だと思いこんでいたが、実は2声だった。


実際の会話では、私は2声と3声の区別をきちんと発音し分けられないので、
これらの覚え間違いが「だから通じない」という原因とは思えないが、

「こんな超基本的な漢字でさえ覚えていなかったのか」

非常にショックだった。


これはまずい。

暗記が嫌いとか言っている場合ではない。