最初、3人の生活はとても苦しい(生活很艰苦)。
島の周りに魚はたくさんいるが、素手で捕まえるため、
一人一日一匹とるのがやっとで、それを食べて何とか生きていける。
ある日"艾伯"は、もっとうまく魚を捕る方法はないかと考え、
木の表皮などを使って網を作りはじめる。
他の2人"贝克"と"查理"は"艾伯"をバカにするが、"艾伯"はがんばって作り続け、
一日かけてやっと完成した(织完了渔网)。
その日"艾伯"は結局何も食べられずに過ごしたが、次の日その網で魚を取り始めたところ、
どんどんとれる。
一日分の食料(魚一匹)はすぐとれてしまうので、残りの時間は余暇としてのんびり過ごすとか、
余分に魚を捕って蓄えておくとかいうこともできるようになった。
つまり、魚を捕る時間を犠牲にして網という資本を創り(通过自我牺牲创造了资本)、
結果として生産性が向上したので(生产力提高了)、生活が豊かになったということだ。
こうなると、他の2人ももちろん網がほしくなる。
ただ、"艾伯"のように飲まず食わずで網を作るのはいやなので、
網を作る日の分の食べ物として、"艾伯"から魚を借り受けることにした。
「網ができたら、あとから倍にして返すから(你借给我们一条鱼,我们会还两条)」
こうやって銀行業務の原型が誕生するとともに、その投資がうまくいって
3人とも網が使えるようになると、島の生産性がさらに向上し、生活の質も向上する。
2011年12月31日土曜日
2011年12月28日水曜日
新HSK(1)
以前も書いたが、中国語の進歩が止まってしまったように感じて、
勉強へのやる気を失っていたので、ここでひとつHSKの上のクラスに挑戦して、
モチベーションを取り戻すとともに、実力も上げられるようにしようと思い、
中国語学校の先生に相談し、普通の会話のクラスをやめて、
内容をHSK向けのものに切り替えてもらうことにした。
2年ほど前にHSK初中等を受けたので、今回はHSK高等を受けようと思っていたのだが、
先生から
「HSK高等は、もう上海で試験やらなくなったみたい」
「もし、高等の証書が仕事で必要とかそういうのでなければ、
新HSKを受けてみたどうですか?」
まあ、特に旧HSKへのこだわりもないので、そうすることにした。
来年2012年の3月に試験があるそうなので、それまで現在進行形で続けようと思う。
勉強へのやる気を失っていたので、ここでひとつHSKの上のクラスに挑戦して、
モチベーションを取り戻すとともに、実力も上げられるようにしようと思い、
中国語学校の先生に相談し、普通の会話のクラスをやめて、
内容をHSK向けのものに切り替えてもらうことにした。
2年ほど前にHSK初中等を受けたので、今回はHSK高等を受けようと思っていたのだが、
先生から
「HSK高等は、もう上海で試験やらなくなったみたい」
「もし、高等の証書が仕事で必要とかそういうのでなければ、
新HSKを受けてみたどうですか?」
まあ、特に旧HSKへのこだわりもないので、そうすることにした。
来年2012年の3月に試験があるそうなので、それまで現在進行形で続けようと思う。
2011年12月24日土曜日
読書 经济为什么会崩溃(2)
"序言(前書き)"を読んでみる。
"凯恩斯(ケインズ)"という名前はよく聞いたことがあり、いまでも財政政策などの、
論拠になっているが、どうもそれに対抗する形で"奥地利(オーストリア)学派"というのがあり、
この本の作者(兄弟二人の連名)のお父さんがその学派の著名な経済学者だったらしい。
経済学は興味はあるものの、専門家じゃないので学派とかはよくわからない。
オーストリア学派とケインズ派はずいぶん派手にやり合っていたようなことが書いてある。
この本は作者のお父さんがもともと書いた本を、今の時代にこそ再度出版すべき、
ということで書いたのだそうだ。
内容は、実際の世界の比喩になるような、寓話風に書かれている。
無人島に3人の男がいる(从前、有三个人、住在一座岛上)ところから話は始まる。
"凯恩斯(ケインズ)"という名前はよく聞いたことがあり、いまでも財政政策などの、
論拠になっているが、どうもそれに対抗する形で"奥地利(オーストリア)学派"というのがあり、
この本の作者(兄弟二人の連名)のお父さんがその学派の著名な経済学者だったらしい。
経済学は興味はあるものの、専門家じゃないので学派とかはよくわからない。
オーストリア学派とケインズ派はずいぶん派手にやり合っていたようなことが書いてある。
この本は作者のお父さんがもともと書いた本を、今の時代にこそ再度出版すべき、
ということで書いたのだそうだ。
内容は、実際の世界の比喩になるような、寓話風に書かれている。
無人島に3人の男がいる(从前、有三个人、住在一座岛上)ところから話は始まる。
2011年12月22日木曜日
新聞記事 12/21
深圳に出張して、上海に戻る飛行機の中で読んだ新聞の記事。
武汉の17歳の男性がネットで"メイド(女仆)"を募集した。
仕事は、
・メイド服を着ること(穿女仆装),
・「ご主人さま」と呼びかけること(称呼雇主为"主人")、
・お茶をいれること(泡茶和送茶)、
・一緒にアニメを見ること(陪主人看动漫)
だそうだ。
また、見た目は特に美人でなくてもよいが(不要求特漂亮)、
清純で萌えの要素があること
(一定要清纯、最好是时下最流行的"萌"萝莉类型)、
が条件だそうだ。
雇い主は、お金持ちの大学生らしい。
さらにすごいのは、募集に対して30人もの応募があり、
いま面接中で、その中の一人と労働契約を結ぶ(签订劳动合同)予定とか。
記事では、ご丁寧に弁護士(律师)の見解をきいており、
(色情服务---日本語で何といえばよい?)など
違法な内容が含まれなければ、通常の労働契約であり、何の問題もない
雇い主側は、当然だが、
決して(推倒---押し倒す、の意味か)などの、
いわゆる(身体交易---日本語でなんといえばよい?)
はありません。
中国人はどちらかというと「思ったらまずは行動」で、
言動が直接的なので、アメリカ人に近いところがある。
新聞を読むといっても、堅い記事は読んでもよく分からないので、
こういう記事ばっかり読んでしまうが、
あまり役に立たない語彙ばかり増えていくような気がする。
2011年12月20日火曜日
読書 经济为什么会崩溃(1)
最近まで、仕事が忙しかったことと、若干気分が沈みがちだったこともあって、
新しい本に手を出す気にはなれず、以前読んだ村上春樹の中国語翻訳版を
読み直していた。
村上春樹で何度も読み返すのは初期の三部作("鼠"が出てくるもの)と
「中国行きのスロウボート」で、オリジナル日本語版は何回読んだか覚えていないほどだが、
今回中国語版でも2回目を読み終えた。
2回目は、1回目に比べてわかる部分がずいぶん増えた気がした。
最初は漢字の字面から意味を推測していただけの単語でも
今回はピンインが思い浮かぶものが増えた。
ただ、悲しいことに思い浮かぶのはピンインだけで、声調は全然思い浮かばない。
まったく、先は長い。
読み終えた後、次に何を読もうかと思って本屋に行ったのだが、
やはり中国の作家のものは、題名や短い紹介だけ見てもどういう話なのかよくわからない。
できれば、古典でも純文学でもなく、最近の中国の若い人の生活がわかるようなものが
読みたいと思って探したのだが、あんまり恋愛ばかりのものでもイマイチだ。
結局、アメリカの人が書いた経済学の本を買ってしまった。
原題は"How an Economy Grows and Why It Crashes"というが、
中国語の題名は後半だけを使っている。
"崩溃(beng1 kui4)"はよく目にする漢字だったが、読み方がわからなかったので、
これを機会にちゃんと”使える単語"にするようにしたい。
さて、どんな内容だろうか。
新しい本に手を出す気にはなれず、以前読んだ村上春樹の中国語翻訳版を
読み直していた。
村上春樹で何度も読み返すのは初期の三部作("鼠"が出てくるもの)と
「中国行きのスロウボート」で、オリジナル日本語版は何回読んだか覚えていないほどだが、
今回中国語版でも2回目を読み終えた。
2回目は、1回目に比べてわかる部分がずいぶん増えた気がした。
最初は漢字の字面から意味を推測していただけの単語でも
今回はピンインが思い浮かぶものが増えた。
ただ、悲しいことに思い浮かぶのはピンインだけで、声調は全然思い浮かばない。
まったく、先は長い。
読み終えた後、次に何を読もうかと思って本屋に行ったのだが、
やはり中国の作家のものは、題名や短い紹介だけ見てもどういう話なのかよくわからない。
できれば、古典でも純文学でもなく、最近の中国の若い人の生活がわかるようなものが
読みたいと思って探したのだが、あんまり恋愛ばかりのものでもイマイチだ。
結局、アメリカの人が書いた経済学の本を買ってしまった。
原題は"How an Economy Grows and Why It Crashes"というが、
中国語の題名は後半だけを使っている。
"崩溃(beng1 kui4)"はよく目にする漢字だったが、読み方がわからなかったので、
これを機会にちゃんと”使える単語"にするようにしたい。
さて、どんな内容だろうか。
2011年12月13日火曜日
"绿洲"とは?
上海の路線バスには、たいていテレビがついている。
といっても、家のテレビでやっているチャンネルがそのまま流れているわけではなく、
バスに特化した内容のようである。
ニュースや天気予報の他いろいろな番組をやっているが、
バスの乗車時間にあわせてか、すべてが数分程度で終了する。
CMも大量に流れるが、種類が少ないので、20分乗ると同じCMを5回以上みることになり、
認知度アップにはとても有効と思うが、見飽きてしまってあまり面白くはない。
上海のバスはたいてい「CCTV移动媒体」と「东方明珠移动电视」の
どちらかのチャンネルを流している。
「东方明珠移动电视」は画面の角に時計を表示してくれるので、
個人的にはこっちの方がすきである。
さて、先日バスに乗っているとき、何気なくテレビを見ていたら、
"绿洲"成员兄弟反目
という字幕見出しが目に入った。
「"绿洲"ってなんだろうなー」と思った次の瞬間に目に飛び込んできたのは、
リアム、ノエルのギャラガー兄弟の映像。
なんという強烈なインパクト。
"绿洲"という中国語の単語は決して忘れることはないだろう。
何回も書いたことだが、外国の固有名詞の中国語訳には、本当にびっくりさせられる。
いくらなんでも、という気がちょっとするが...
といっても、家のテレビでやっているチャンネルがそのまま流れているわけではなく、
バスに特化した内容のようである。
ニュースや天気予報の他いろいろな番組をやっているが、
バスの乗車時間にあわせてか、すべてが数分程度で終了する。
CMも大量に流れるが、種類が少ないので、20分乗ると同じCMを5回以上みることになり、
認知度アップにはとても有効と思うが、見飽きてしまってあまり面白くはない。
上海のバスはたいてい「CCTV移动媒体」と「东方明珠移动电视」の
どちらかのチャンネルを流している。
「东方明珠移动电视」は画面の角に時計を表示してくれるので、
個人的にはこっちの方がすきである。
さて、先日バスに乗っているとき、何気なくテレビを見ていたら、
"绿洲"成员兄弟反目
という字幕見出しが目に入った。
「"绿洲"ってなんだろうなー」と思った次の瞬間に目に飛び込んできたのは、
リアム、ノエルのギャラガー兄弟の映像。
なんという強烈なインパクト。
"绿洲"という中国語の単語は決して忘れることはないだろう。
何回も書いたことだが、外国の固有名詞の中国語訳には、本当にびっくりさせられる。
いくらなんでも、という気がちょっとするが...
2011年12月9日金曜日
小太阳
しばらく間が開いてしまったが、久しぶりに更新する。
上海であるマッサージ店にいったときのこと。
「寒いですか?エアコンつけますね」
上海の冬は結構寒い。
温度も東京よりも少し低いので、外も寒い。
さらに、屋内の暖房設備が貧弱なのと、家屋の密閉性が低く、
隙間から外気がどんどん入ってくるので、屋内が外と同じぐらい寒い場合がある。
エアコンつけても、やっぱり寒い。
「まだ寒いですか? じゃあ"小太阳"持ってきますね」
はて、小さな太陽とは?
文脈から考えて、暖房設備なのはまちがいない。
持ってきたのは、電気ストーブが、何というか日本にはない形状のものだ。
外観は扇風機に近い。
扇風機でいうと羽根を回す軸の部分に電熱線があって、後ろ向きに熱を放出する。
後ろ側の羽根カバーを形成する楕円形の部分がすべて反射板になっていて、
熱源から放出された熱を前方へ均等に反射するので、近くに行くと結構暖かい。
この説明じゃよくわからないですよね。ごめんなさい。
機会があったら中国の電気屋で暖房器具コーナーを見てみてください。
「ああ、これか!」とすぐわかると思います。いっぱい売ってるので。
このタイプの電気ストーブは、使っている状態で少し離れてみると
反射板全体が熱で赤く丸い形に光るので、まるで夕日を見ているようです。
「なるほど、小さい太陽とはよく言ったものだなあ」と納得すること請け合いである。
以前「大と小の用法」でもちょっとかいたが、中国の大小の使い方は本当に独特である。
※しかし、最近の内容は「学習記録」という感じではなくなってきたので、
タイトルを変えた方がよいかなあ、と思いつつある。
追記:再びその店に行ったら、他の人はその電気ストーブのことを"暖气"と言っていた。
これは他でも頻繁に耳にするもので、暖房器具の一般名称のようである。
上海であるマッサージ店にいったときのこと。
「寒いですか?エアコンつけますね」
上海の冬は結構寒い。
温度も東京よりも少し低いので、外も寒い。
さらに、屋内の暖房設備が貧弱なのと、家屋の密閉性が低く、
隙間から外気がどんどん入ってくるので、屋内が外と同じぐらい寒い場合がある。
エアコンつけても、やっぱり寒い。
「まだ寒いですか? じゃあ"小太阳"持ってきますね」
はて、小さな太陽とは?
文脈から考えて、暖房設備なのはまちがいない。
持ってきたのは、電気ストーブが、何というか日本にはない形状のものだ。
外観は扇風機に近い。
扇風機でいうと羽根を回す軸の部分に電熱線があって、後ろ向きに熱を放出する。
後ろ側の羽根カバーを形成する楕円形の部分がすべて反射板になっていて、
熱源から放出された熱を前方へ均等に反射するので、近くに行くと結構暖かい。
この説明じゃよくわからないですよね。ごめんなさい。
機会があったら中国の電気屋で暖房器具コーナーを見てみてください。
「ああ、これか!」とすぐわかると思います。いっぱい売ってるので。
このタイプの電気ストーブは、使っている状態で少し離れてみると
反射板全体が熱で赤く丸い形に光るので、まるで夕日を見ているようです。
「なるほど、小さい太陽とはよく言ったものだなあ」と納得すること請け合いである。
以前「大と小の用法」でもちょっとかいたが、中国の大小の使い方は本当に独特である。
※しかし、最近の内容は「学習記録」という感じではなくなってきたので、
タイトルを変えた方がよいかなあ、と思いつつある。
追記:再びその店に行ったら、他の人はその電気ストーブのことを"暖气"と言っていた。
これは他でも頻繁に耳にするもので、暖房器具の一般名称のようである。
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