2013年4月29日月曜日

微博 (9)

私が新浪微博でフォローしている芸能人の1人に王珞丹という女優がいる。

ドラマとかは見ないので、実際の演技しているところはよく知らないが、
TV-CMや広告にもよく登場するし、芸能ニュース番組で紹介されているのを
見かけたこともある。

いわゆる「清純派」的なうえに、知的かつ性格もよさそうということで、
もし中国で「息子の嫁にしたい芸能人ランキング」というのがあったら、
間違いなく首位争いをしそうである。

Tweetの内容もそのイメージに寸分たがわない。

一度「怪我しちゃった」というテキストと、
怪我した足の写真を併せてTweetしたときは、
ファンの間でちょっとした騒ぎになり、
メディアのニュースでも取り上げられるほどだった。

さて、この女優さんのフォロワーは何人いるか。

 答:約2800万人


ちなみに、日本のAV女優「蒼井そら」が中国で人気がある、
というのは比較的有名な話だと思うが、
彼女の新浪微博アカウントのフォロワーも約1400万人いる。


Googleで「日本で一番フォロワーが多い人」で検索したら、
meyou.jpというところにランキングがあり、
1位は有吉で220万弱だった。


やはり中国は文字通り「桁が異なる」ことだけは確かだ。

2013年4月25日木曜日

微博 (8)

新浪微博には、写真や動画や音楽をTweetに添付する機能がある。

写真はタイムライン上にサイズ縮小版でTweetテキストと同時に表示され、
タップすると拡大する。

動画や音楽は、Tweetテキストと一緒にリンクurlがあって、
そこをタップすると再生される、という仕組みになっている。

その動画や音楽のリンク先urlは常に同じドメインなので、
きっと新浪微博が置き場所を提供しているのであろう。


私が新浪微博をやるきっかけを作ってくれた
以前の中国語の先生アカウントを
いまでもフォローしているが、最近こんなTweetがあった。

「私が歌うxxxという歌を聴いてください!---(リンクurl)」

街のカラオケボックスで録音する仕組みがあるのか、
もしくはPCやスマホのカラオケアプリに録音機能があるのかもしれない。

このTweetはやはり珍しかったとみえて、
友達らしき人から
「你要干嘛?("何やってるの?"もしくは"何がしたいワケ?"かも)」
という質問があり、彼女は「Just sing a song!」と英語で答えていた。

ちなみに彼女は中国語の先生を何年も前にやめて、北京で大学院に入った。
その後連絡をとっていないので今何やってるかはよくわからない。
(当然だがTweetにそんな近況を公開するわけないし)

でも、こうして微博を通じて元気にやっているのを知るのは
なんというか、少しうれしい。

2013年4月21日日曜日

微博 (7)

先に書いたように私はTwitterにしろ微博にしろReadOnlyで全くTweetしないが、
新浪微博を始めて驚いたのは、一度もTweetしてないのに、
数週間のうちにフォロワーがどんどん増えて10人以上になっちゃったことだった。

 ※私はTwitterも微博も知り合いに一切自分のアカウントのことを話していない。

Twitterや微博を始めたとき、「フォロワーがいない」というのは、
たとえTweetをしないからだと理解していても、一抹の寂しさはある。

新浪微博はたぶん「フォローお勧めアカウント」に私のような一般人も登場させて、
フォロワーが少ない人に対するケアをしているのではないだろうか。

「フォローお勧めアカウント」には「全員フォローする」という選択肢があるので、
一個一個見るのが面倒だからそれを選ぶ、という人も結構いると思う。

Twitterはそういう親切心が少ないらしく、新浪微博よりアカウント歴は長いのに、
いまだに2人しかフォロワーがいない(この見知らぬ2人の方々には
大変感謝しているが、いったいどういった経緯でTweetゼロの
私をフォローするの至ったのか機会があれば伺ってみたい)。

新浪微博はさすがにTwitterの後発サービスだけのことはあり、
私のように友達がいない人にも優しい、のであろう。

あるいは、中国の人が「自分のTweetを知らない人に公開することに
寛容だ、あるいはむしろそうすることを望んでいる」ということなのかもしれない。

1回フォローしてしまうと「Tweetがないからフォロー取り消す」という
動機がないからだろうが、未だに新浪微博には私のフォロワーは15人ぐらいいる。

これだけいれば「一抹の寂しさ」もなくなるというものだ。

一度もTweetしていないのにこんなことを言うのも勝手なのだが。

2013年4月17日水曜日

微博 (6)

このように、まずiPad新浪微博アプリで毎日ニュースを見る
(なんか読むというより見るの方があっているかも)ことが習慣になった。

とはいえ、タイムラインが寂しいので、埋めておきたくなる。

最初のころPCで新浪微博にログインすると「フォローお勧めアカウント」みたいな
画面が出てきて「メディア」「芸能人」「スポーツ選手「ビジネス」など、
ジャンルからフォローしたい人を選択できる。

 ※ちなみに新浪微博は「フォロー」のことを「关注」よぶ。

ニュースまとめアプリは中国全国版なので、とりあえず上海ローカル情報を
Tweetしてくれるメディアアカウントをフォローした。

芸能人知識は少ないが、知ってる人を数人フォローし、
最初に書いたようにNBA選手もフォローしてみた。

驚いたのはそこに「美女」というジャンルがあったことである。

 ※本家Twitterには当然こんな分類はない。

「美女」ジャンルの人たちのアイコン写真は確かにみんな美しいが、
この人たちはいったいどういうひとなのか非常に気になる。

モデルとかなのだろうか?
あるいは一般人で写真がきれいな人を新浪微博が選んでいる?

きれいな女性には抗えず、思わず「全員フォローする」を押してしまった。

タイムラインも美しいほうが気分が良いに決まっている。

その後、私のタイムラインはニュースと「美女」のTweetであふれることになる。

2013年4月13日土曜日

微博 (5)

iPad向けの新浪微博アプリには、いわゆるタイムライン表示の他に、
たくさんの機能がミニアプリのように実行できる。

その中には、GPS情報を使って近くにいる新浪微博ユーザ一を
一覧表示してくれる機能や、
メディアのtweetをジャンルごとにまとめたもの(「ニュース」「ITニュース」
「スポーツニュース」「エンタメニュース」とか)を一覧表示する機能、
他にゲーム機能などがある。

iPad-miniを勧めてくれた同僚からは、さらに

「iPad-miniをかったら新浪微博をインストールしてITニュースを
 毎日チェックするといいですよ」

というアドバイスももらった。

私の会社自体はIT関連と呼べるか微妙だが、私自身の関わっている仕事は
ITに関連があり、業界動向の把握というのはそれなりに必要なので、
日本のITmedia、CNETなどは常にチェックしているが、
中国で同様のサイトはないものか、といつも思っていた。

同僚のipadをちょっと借りて「新浪微博のITニュース」をみたところ、
なかなか役に立ちそうだったので、自分のiPadが入手できたときも
早速新浪微博をインストールし、毎日ニュースをチェックしている。

このニュースというのは、単純に各WebメディアのニュースTweetを
まとめて新聞記事風に表示し、記事の1つ(あるTweet)を選択すると
そのTweetで参照されているWeb上の詳細ページを表示する、だけである。

要するに、単に見せ方を変えているだけのだが、
ニュースの場合、タイムライン表示では見逃す可能性も大きいので、
使うほうとしてはありがたい機能だと思う。

まず、新浪微博はニュースWebサイト代わりとして使っていたわけである。

2013年4月9日火曜日

微博 (4)

もちろん微博のためにiPad-miniを買ったわけではない。

当初はKindle-paperwhiteを買おうと思っていた。
中国にいても日本のWeb上の情報はいくらでも手に入るが、
本を読むことはできない。

日本に帰ったときにはいつも、本を何冊か買って上海に戻ってくるが、
すぐ読み終わってしまうので、日本でKindleストアがオープンするのを
ずっと待っていた。

昨秋(2012秋)ようやく日本でもオープンして、海外からでも本が買える、
とのことなので、今度日本に戻ったらpaperwhiteを買おう、と思っていた。
「何週間も充電しなくて良い」ところが気に入っていたからだ。

ところが、ちょうどその時期私の隣に座っている中国人の同僚が
iPad-miniを買って「これはいいですよー」と勧めてくる。

iPhoneもiPadもiPodも使ったことのない私は、
「やはり一度はiOS使ってみたい」
と常々思っていたこともあり、日本に帰るのを待たずに
年末に上海で買ってしまった。

16GWifi版2500元だったが、
円安の今となっては結果的に超高い買い物になった。

初代iPad-miniはHWスペックが一世代前だとかで評判はイマイチだが、
iOSはやはり非常に使いやすかった。

もちろん当初の目的だったKindleアプリはすぐインストールし、
ずっと重宝している。

 ※ちなみに最近は「おどろきの中国」という本を買って読んだ。
  知らないことがいっぱい書いてあって、とても勉強になった。

しかし現実は、iPad-miniを使う時間の大半は微博を読むのに
費やされている。

2013年4月5日金曜日

微博 (3)

新浪微博のアカウントを作ったのは、もう何年も前のことである。

ちょうど旧HSK初中等の勉強をしていて、中国語学校の先生と宿題の
やりとりをしていたら、先生のメールの署名のところに
新浪微博アカウントがついていて、
いったい先生が何をTweetしているか興味があったのである。

早速アカウントを作ってその先生をフォローしてTweetをみてみたが、

「全く何かいてあるかわからない...」

愕然としたことを覚えている。

中国語の先生といっても、当時大学卒業したばかりの女の子であり、
微博で使っているのは友達向けの若者言葉だし、
私のほうは微博に慣れていないため@とか#とかの意味が分からなかったし、
中国語の読解力もいまよりなかったせいもあるかもしれない。

結局すぐ挫折して、PCでブラウザを立ち上げても、
最近まで新浪微博ブックマークを選択することははなかった。

状況が変わったのは、今年に入ってからである。

何が変わったか。

iPad-miniを買ったのだ。

2013年4月1日月曜日

微博 (2)

「はがない(中国語タイトルは我的朋友很少)」の主人公は
タイトルとは全然状況が異なっているわけだが、
私は本当に「友達が少ない」ので、
SNSと呼ばれるものに全く無縁である。

日本でMixiが流行った時は赴任する前で、日本で働いていたのだが、
Mixiの話題で盛り上がる同僚に「へー、すごいねえ」などと相槌をうちつつ
さっぱり意味がわからんなー、と思っていた。

その後、FacebookとTwitterが登場してきても
当然のことながら全く縁がなく、
ITmediaの記事とかを読んで少し分かった気になっていただけだった。

2007年から上海に赴任して、こうした状況からさらに疎遠になっていたが、
同じく上海赴任している若い同僚はVPNを駆使してFacebookも
Twitterも日常的に使っているということだった。

彼に「Tweetっていっても何かいていいか困ったりしないの?」と聞いたら、
「何も考えずに"ゴルフ場なう"とか書くだけですよ」と言っていた
(一緒にゴルフをしているときだったので)。

 ※この会話ももう数年前の話だが、「なう」という言い回しも
  最近見かけなくなったように思う。今は昔、なのだろうか。

私は、書くんならちょっと意味があることを、とか思っちゃうのだが、
若い人(といっても30ぐらいだが)はやはり根本的に感覚が異なる。

それでもTwitterは、SNSといっても基本ブログの延長線上にある感じで、
友達がいなくてもフォロワーがゼロでなければそれなりにできそうだが、
「宴会の写真を撮ってFacebookに上げる」とかいうのは、
ちゃんと見てくれる友達の存在が前提条件として必要であろう。

私にとってのSNSはTwitterとか微博どまりで、
Facebookとはきっと一生縁がない。