2012年11月27日火曜日

読書 红楼梦(3) 青少版

第二回は、女性の主人公である林黛玉が、
実家から離れて遠縁である贾"jia"の家に
引き取られるまでの話が描かれる。

最初は林家とは何の関係もない家の話からはじまるのだが、
その家の一人娘の女の子が突然いなくなってしまって
両親が悲しむ話とかが出てくる。

後に林家に関わる贾雨村という人を登場させるためのエピソードなのだが、
「なぜいきなりこんな悲しい、しかもメインストーリーと
無関係な話ではじめるか」というのがよく分からなかった。

何かの伏線というわけでもなかったし。
まあ、この話全体の結末を暗示している、
という見方は出来るかもしれないが。

第三回は黛玉が贾家に着いたときの話で、男性の主人公である
贾宝玉との最初の出会いが描かれる。

第三回からが本当のストーリーの始まりで、
ここから最後の第五十八回までずっと基本的に贾家と
贾家に関わる家族の話が語られていく。

この「青少版」の(私にとっての)良いところは、各回の最後に、
「人物点击」という題のちょっとした解説、
つまり各登場人物の説明(どういう家庭背景で、
どういう人生を歩むか)が書かれていたことである。

※ちなみに「点击」は「マウスをクリックする」の
 「クリック」のこと

例えば、第三回の「人物点击」は林黛玉の解説だった。
この解説には黛玉が最後にどうなるかまで書いてあるので、
「こんなところでストーリーをばらしてよいのか?」
とも思うのだが、予備知識のない私にはとても役に立った。

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