2012年2月8日水曜日

新HSK(4) 六級の写作

さて、春節休みも終わったし、そろそろ本気で準備を始めなくては。

六級の作文(写作)は、400文字程度の文を書くものである。

旧HSK高等の作文もやはり同様に400字程度の文を書くものだが、
与えられるテーマはかなり異なる。

旧HSK高等の作文は、ある題目が与えられた自由作文である。

例えば題目が「ペットを飼うことの良いところと悪いところ」とあったら、
自分で構成等を考えて400字程度の文章をつくる。

一方、新HSKの作文は、作文というより「要約」である。


最初「作文は要約だよ」と聞いて、「ああ、旧HSKより簡単かも」と思ったが、
大間違いだった。


まず、1000文字程度の長文が与えられ、10分間それを読む。

その後、400字程度でその長文の要約を書く、ということなのだが、
書く際にはもとの長文の紙は回収されてしまうので、見ることはできないそうだ。

解答用紙にメモをとってもダメらしい。

何回か、練習問題をやってみたが、全く歯が立たない。


長文のあらすじを理解することはできるが、いざ書く段になると、
書きたい内容は思い浮かぶのだが、それを中国語の文にすることができない


「彼は一見つまらない仕事の中でさえも、学ぶことができることはたくさんあるのだ、
ということを彼女に伝えたかったのだ」

"つまらない"ってもとの長文ではなんて書いてあったっけ? 覚えてない!
仕方がないから"简单"で代用するか? でも意味が変わってくるなあ...


「上司の費用精算処理代行からから得られるものは大きい。
どのように費用を使うかは会社の活動そのものなのだから」


"費用を使う"ってどう書く? "做费用"? それとも"花费用"? なんか違うような...


こんなことを考えているうちに制限時間があっという間にきてしまう。


つまり、長文の意味がわかるだけでなく、要約を書くために必要な情報
(ストーリーだけでなく、単語や言い回し)を
全部頭の中に記憶しておく必要があるということだ。


あるいは、長文と同様の内容を自分の言葉で表現できるだけの作文力をつけて、
記憶力を補う必要がある。


このままでは、まともに400字なんて書けないので、何か対策を考えなくては。


あと、くだらないのだが、超根本的な問題として、

そもそも、正しく書けない、または書くのに時間がかかる簡体字が非常に多い

というのもある。最近は手書きの機会なんて全然なくて日本語の漢字も
かなり怪しいので、ある程度仕方がない気もするが、これも困ったものである。

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