諸般の事情で上海マラソンに参加することになった。
いま、日本ではかなりランニングが流行っているようなのだが、
私は昔から走るのは嫌いである。
マラソンやっている人によると、やはり「ランナーズハイ」みたいな状態は
あるらしいので、そういうのを一度体験すると気が変わるのかもしれないが、
私はそういうことにはならないと思う。
というのは、私は以前からひざを痛めており、
ある程度の距離を走ったらもう走れなくなり、
歩いてゴールに向かうかもしくは途中棄権することが
分かっているからだ。
ちょうど来た市バスに乗るために、
停留所まで10メートル走っただけで既に痛いのである。
長距離なんか走れるわけがない。
なのに、なぜ参加するのかというと、浮世の義理である。
何事にも事情というのは存在するのだ。
しかも、マラソンといっても参加するのはハーフだ。
ちなみに、マラソンは中国語で"马拉松"と書く。
外来語としては珍しく日本人が聞いてもすぐ分かる。
いつものパターンだと意訳して別の単語にしちゃいそうだが、
例えば"长跑"だと「長距離走」というジェネラルな意味になっちゃって、
42.195キロという特別な距離を走る感覚が出せないのだろう。
申込書を見ると、正式名称は、
"上海国际马拉松赛"
だそうだ。
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