2012年6月1日金曜日

マルとバツ

中国に来て「日本とこれは違う!」と思うことはいろいろあるが、
今日の話題はその中でも、個人的にかなりビックリしたものである。

テストの採点などの際、回答が合っている場合は「マルをつける」といい、
実際の答案用紙には「○」を書いて表す。

間違っている場合は「バツをつける」といい、
実際の答案用紙には「×」もしくは「チェックマーク(下記)」を書いて表す。






さて、中国ではどうなのか。

なんと、合っている回答には答案に「チェックマーク」をつけるのである。

同じマークが、日本とは全く逆の意味なのだ。
こういうのを「コペルニクス的転回」と呼ぶのかもしれない。

仕事していると採点でマルをつけたりする機会はあまりないので、
特に問題は生じないのだが、
日本から中国への留学生のかたや逆に中国から日本へ留学しているかたは、
まず最初にこれに面食らってカルチャーショックを感じるのではないだろうか。

ちなみに、中国でも間違っている場合は「×」をつけるので、こちらは同じである。

いちおう中国語の話もちょっと書いておくと、

・チェックマークをつける、は「画个勾」
・バツををつける、は「打个差」

だそうだ。

バツの方は差を使うあたり、いかにも「ダメ」な雰囲気が出ているように思われる。


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