2011年2月18日金曜日

簡体字の壁(2)

今回は、簡体字と日本の漢字の「微妙な差」について書いてみる。
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偏とつくりで構成される漢字で、偏の画数が多いものは簡略化されるケースが多い。

糸偏      纸 = 紙
食偏      饭 = 飯
金偏      铁 = 鉄
言偏      话 = 話

このように草書体っぽく簡略化されたものは書くのが難しい。
特に簡体字の言偏は、何回やってもバランスよく書くことができない。

さらに細かいものとして、たとえば

  经 = 経

のつくりは、日本語は「又+土」なのに対して、簡体字は「ス+エ」。
いったいこれは簡略化された結果なのか。

あとよく見るのは、

  宫 = 宮
  海 = 海

宮は、口と口の間の"ノ"が簡体字にはない。
海は、このフォントだとよく見えないが、真ん中の縦線が簡体字では2つの点になる。
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日本語もそうだが、いま中国語を書く場合は、ほぼすべてPCや携帯を使用するので、
手書きの文字を書いて、かつその微妙な差を問題にされるケースは
HSKや中検のような試験ぐらいしか存在しないので、
実際は「見てわかれば十分」である。

と思って甘く見ていたので、HSK初中等を受けたときは、
簡体字がきちんとかけなくて総合の点数はやはりよくなかった。

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