2012年4月26日木曜日

新HSK(18) 高級 听后复述 前半

高級口試の最初は"听后复述"である。

100文字強程度の文章が読まれ、それと同じ内容を口述する。
必ずしも聞いたのと100%同じ言葉を使う必要はないが、
意味を変えてはいけない。

口述のための時間は2分間で、終わる10秒前になると
音が鳴って教えてくれるそうである。

タイプとしては六級にあった作文と同じ感じである。
六級の作文は、読んだ文章と同じ内容を作文するものだったが、
こちらは聞いた文章と同じ内容を口述する、ものである。

これが3問ある。


話される文章の長さとしては六級の聞き取りの第一部分のような感じだが、
六級聞き取りは大意が分かればよくて、
しかも選択肢から答えを選べばよかったのと比べると、難度はかなり高い。

まだ問題をたくさんやったわけではないが、六級の聞き取りと比べると、
使われている単語も難しいものは少ないし、
話題も比較的分かりやすいものであるような気がする。

とは言っても、甘く見てはいけない。

学校でやった、最初の練習問題は、下記のようなものだった。

>>> ある女性が店から出てきたら、町中の人が注目して、ひそひそ話をしている。
>>> ほどなく、一人の老人が女性に「あなたの髪はカツラですか?」ときいた。
>>> 女性は恥ずかしそうに「ええ、そうです。でも店の人は、
>>> 見た目じゃ分からないと言ってたんだけど」
>>> 「普通は分からないと思います。でも値札がついてるんですよ」

という笑い話だ。


私は2つの単語を除いて聞き取れていた。
だが、聞き取れなかった2つの単語が致命的なものだった。

「かつら」  "假发"
「値札」    "商标"

正確にいうと、聞き取れなかったのではない。
"假发"と"商标"という言葉を、そもそも知らなかったのだ。

これらが分からないと、笑い話であることさえ分からなくて、内容なんて話せない。

この問題が普通の聞き取りの問題だったら、4つの選択肢を見て内容を推測できるので、
笑い話であることもたぶん分かるだろうし、正しく答えることができると思う。

口述試験であるがゆえ、聞き取りに要求される能力は六級の"听力"以上だと思う。

またまた、最初から先が思いやられる。

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