2011年8月13日土曜日

四と十

「これいくら?」と聞いて、「スィークァイ!」という答えが返ってくると、
四元なのか十元なのか区別がつかない。

※"kuai"は元の口語表現。街で買い物するとき、元(yuan)はまず使われない。

ピンインでいうと、四(si4)と十(shi2)で、本来これらは結構発音が違うように思う。

siは、スーという感じで発音
shiは舌を前歯の裏につけた状態でシーと発音

目の前の店のおじさんはどう聞いても「スー」と言っている。
でも、何となく変だ。そう、声調が四声ではないからだ。

これは四なのか十なのか?

「どっちなんだ?」と瞬間頭の中が真っ白になってしまう。

こういう時は「声調が優先する」というのは、
後から考えればわかるのだが、まだ体に身に付いていないので、
とっさに判断が出来ないのである。

話す方でも、shiの発音がうまくできないことと、声調を正しくできないことが
重なって、先方に聞き取り間違いをされるケースがある。

※さらにいうと、十(shi)と十一(shi yi)もヒアリングでは非常に紛らわしい。
  たいていの中国人は早口だし、yiは軽声ではっきり発音されないので。


先輩赴任者の実話として、レストランに電話して四人で予約したつもりが、
行ったら十人で準備されていた、というのがあった。

だから、ということでもないが、私は(日本語が通じない)レストラン予約の電話は
実はまだ自分でしたことがない。

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