2012年7月9日月曜日

読書 三国演义 青少美絵本 (4)

いくら三国志を読んだことがないといっても、
名前を聞いたことがある登場人物ぐらいはいる。

劉備、曹操、諸葛孔明、関羽とか。

でも誰がどの国の人だとか、誰が敵で誰が味方だとか全然知らなかったし、
「項羽」も「劉邦」も漠然と三国志のひとなのかも、と思っていた
(中国の人と歴史の話をしなくて、本当によかった...)。

前回書いたように、最初は文章があまりに難しくて読み進めるのが
非常につらかったが、2ページ目で早くも劉備と関羽が出てきたときはほっとしたし、
文章解読の手がかりが(ほんの少しだが)増えた気がして嬉しかった。

話としては、まず漢の国が既にあり、支配層の腐敗が進んだことに不満がたまり、
"黄巾"とよばれる人たち(黄色いマフラーでも巻いていたのか?)が
反乱を起こすところから始まる。

なんか、この"黄巾"を立ち上げた人は、どこかの山で仙人に会って
予言された(というか、そそのかされた感じだが)のがこの反乱の
きっかけだったみたいである。

ここで劉備(漢の王室のちょっと血を引いているみたい)が登場し、関羽、張飛と
出会って漢の国を守るために"黄巾"をやっつけることで意気投合し、
桃園で義兄弟の誓いを交わす。

ここまでが第一回で、約5ページである。

たぶん、もともと長い話を5ページに短縮しているから当然なのだと思うが、
物語を進めるため以外の描写は一切なく、淡々と話が進んでいく。

「きっとあらすじ本というのはこういうもんなんだろうなあ」と思わせる内容である。

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