2012年7月17日火曜日

読書 三国演义 青少美絵本 (6)

あらすじ本的だからかもしれないが、女性はほとんど登場しない。

劉備の奥さんはなかなかよい役回りで登場するが、ちらっと、という感じである。

もう一人、呂布が謀反を起こすきっかけを作る踊り子の女性はその回では
主役級の扱いとして登場する。

当時、まだ曹操がのし上がる前の漢の国の政府というか朝廷というかのなかで、
董卓という権力者がおり、呂布はその養子に入っていた。

ただ、董卓の悪政に対して将来に不安を持った部下の一人が踊り子の女性に、
「董卓を倒さなくてはならない。手伝ってくれ」
とお願いする。踊り子はその人に恩があるので承諾する。

なにをやるかというと、董卓と呂布の両方を誘惑し、仲違いさせて、
呂布が董卓を殺すように仕向けるのである。

もちろんこの計画は成功した。

子供向けの本で、ほとんど唯一登場する女性がこの役割とはどうなんだろう、
とちょっと思った。
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子供向けとしてどうか、という意味では、
きっとこの本には書かれていない残酷な描写が元の本には
たくさんあるのであろう。

もちろん、この辺は日本の戦国時代の話も同様なのだろうが。



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