100ページを越えたあたりでようやく諸葛孔明が登場する。
劉備のいわゆる「三顧の礼」で、諸葛孔明は劉備の軍師というか、
参謀になることを承諾する。
しかし、なぜ日本では諸葛孔明が通称になっているのか?
諸葛孔明の姓は諸葛、名は亮、字は孔明
劉備の姓は劉、名は備、字は玄徳
関羽の姓は関、名は羽、字は雲長
中国人は通常「諸葛亮」というように言及する。
他の人物も基本的に姓名で呼ぶ。
日本も他の人物は姓名で呼ぶのに、諸葛孔明だけなぜか字で呼ばれているのは、
本当に不思議だ。
さて、諸葛孔明が登場してからは、主役は一気に孔明に移り、
常人とは思われない能力を発揮して、 劉備の勢力を拡大していく。
赤壁のところで、曹操からうまく矢を回収するくだりなんかは、
「いくら頭がいいからって、三日後の天気を正確に予測して、
しかもそれに命を賭けるってどういうこと?」
あと、中国語の勉強しているときに出てきた、
「只欠东风」
という諸葛孔明の台詞もあった。
これも、諸葛孔明の思惑とおり東風が吹いてくるわけである。
架空の人物としか思われないリアリティのなさであるが、
ドラマの登場人物としては、これぐらいじゃないとインパクトがないのかも。
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