最近まで、仕事が忙しかったことと、若干気分が沈みがちだったこともあって、
新しい本に手を出す気にはなれず、以前読んだ村上春樹の中国語翻訳版を
読み直していた。
村上春樹で何度も読み返すのは初期の三部作("鼠"が出てくるもの)と
「中国行きのスロウボート」で、オリジナル日本語版は何回読んだか覚えていないほどだが、
今回中国語版でも2回目を読み終えた。
2回目は、1回目に比べてわかる部分がずいぶん増えた気がした。
最初は漢字の字面から意味を推測していただけの単語でも
今回はピンインが思い浮かぶものが増えた。
ただ、悲しいことに思い浮かぶのはピンインだけで、声調は全然思い浮かばない。
まったく、先は長い。
読み終えた後、次に何を読もうかと思って本屋に行ったのだが、
やはり中国の作家のものは、題名や短い紹介だけ見てもどういう話なのかよくわからない。
できれば、古典でも純文学でもなく、最近の中国の若い人の生活がわかるようなものが
読みたいと思って探したのだが、あんまり恋愛ばかりのものでもイマイチだ。
結局、アメリカの人が書いた経済学の本を買ってしまった。
原題は"How an Economy Grows and Why It Crashes"というが、
中国語の題名は後半だけを使っている。
"崩溃(beng1 kui4)"はよく目にする漢字だったが、読み方がわからなかったので、
これを機会にちゃんと”使える単語"にするようにしたい。
さて、どんな内容だろうか。
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