しばらく間が開いてしまったが、久しぶりに更新する。
上海であるマッサージ店にいったときのこと。
「寒いですか?エアコンつけますね」
上海の冬は結構寒い。
温度も東京よりも少し低いので、外も寒い。
さらに、屋内の暖房設備が貧弱なのと、家屋の密閉性が低く、
隙間から外気がどんどん入ってくるので、屋内が外と同じぐらい寒い場合がある。
エアコンつけても、やっぱり寒い。
「まだ寒いですか? じゃあ"小太阳"持ってきますね」
はて、小さな太陽とは?
文脈から考えて、暖房設備なのはまちがいない。
持ってきたのは、電気ストーブが、何というか日本にはない形状のものだ。
外観は扇風機に近い。
扇風機でいうと羽根を回す軸の部分に電熱線があって、後ろ向きに熱を放出する。
後ろ側の羽根カバーを形成する楕円形の部分がすべて反射板になっていて、
熱源から放出された熱を前方へ均等に反射するので、近くに行くと結構暖かい。
この説明じゃよくわからないですよね。ごめんなさい。
機会があったら中国の電気屋で暖房器具コーナーを見てみてください。
「ああ、これか!」とすぐわかると思います。いっぱい売ってるので。
このタイプの電気ストーブは、使っている状態で少し離れてみると
反射板全体が熱で赤く丸い形に光るので、まるで夕日を見ているようです。
「なるほど、小さい太陽とはよく言ったものだなあ」と納得すること請け合いである。
以前「大と小の用法」でもちょっとかいたが、中国の大小の使い方は本当に独特である。
※しかし、最近の内容は「学習記録」という感じではなくなってきたので、
タイトルを変えた方がよいかなあ、と思いつつある。
追記:再びその店に行ったら、他の人はその電気ストーブのことを"暖气"と言っていた。
これは他でも頻繁に耳にするもので、暖房器具の一般名称のようである。
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