再び「8分钟的温暖」。
少しびっくりしたのが、小説の中で参照される「日本関連の話題」が
意外と多かったところである。
たとえば、
・「道明寺」のようなキャラは現実にはそういない。
とか、
・あの4人は「F4」だ。といってもFはFatのFだけれど。
といった表現があったりする。
また、主人公の女の子"顔泽"が好きな人"李霄"にあげるプレゼントを悩んでいると、
"贺新凉"が「彼はEveryLittleThingが好きだからCDあげたら」とアドバイスするところもある。
あと、これは"贺新凉"のキャラ設定に依存していると思うが、彼が"顔泽"に向かって、
・クレヨンしんちゃんみたいな眉だ
・目の周りのクマが夜神月の敵役みたいだ(デスノートの"L"の顔を思い出してください)
などと言う場面もある。
さらに「千と千尋の神隠し」に言及した場面もある。
少なくとも、この小説を読むような若い人にとっては、これらは「前置きなしで
いきなり話題に出しても話が通じる存在」だということだ。
まったく、コンテンツの影響力の大きさを再認識させられる。
あとちょっと面白かったのが、登場人物たちがビックリしたときに言う「哈啊?」という言葉。
想像だけど、これも日本語の「はぁ?」からきてると思うんだよねえ。
つかわれるシチュエーションがそのまんまなので。
さて、「8分钟的温暖」というのは、
>いま、この瞬間に太陽が消えてなくなっても、地球上にいる我々は、
>8分間後になって始めて気がつく。その8分間はいままでと変わらず地球は暖かい。
>太陽はもうなくなっているのに。
ということだそうである。
全体の展開からみると、主題は、
「あの人がどんなに大切な人だったかは、
いなくなって(しかも少し時間が経って)から始めてわかる」
という感じかもしれないが、まあそんな単純なことではなさそうな気もする。
春節休みで、両方やっと読み終えた。
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