総合は2つの部分に分かれている。
一つ目は、文章中の空欄に最適な語句を選択するもの
二つ目は、文章中の空欄に最適な漢字一文字を回答欄に書くもの
語句選択は、文法的な正誤(善し悪し)を問う場合もあるし、
意味的な正誤(善し悪し)を問う場合もあり、まさに総合的な問題と言える。
ここに対しては、文法の勉強と、読解などによって「このケースでは
こっちの単語の方が相応しい」等のユースケースを増やすこと、を基礎として、
練習問題で感覚を磨く、ということになるだろう。
一方の漢字空欄埋めは、問題の成り立ち的には上記と同じなのだが
「簡体字を書く」という非常に壁が高い問題をクリアしなければならない。
だいたい、会社でPCを使って仕事をすることが一般的になって以降、
日本語ですら「文字を書く」機会は一年に数回あるかないかぐらいの頻度だし。
簡体字は、日本語の漢字と微妙にちがう場合があるので、それがやっかいだ。
宮(宫)という字は、微妙だがまあわかりやすい。
経(经)という字の「つくり」は日本の漢字だと又と土だが、簡体字はスとエ
氷(冰)という字が、簡体字だと「にすい」に水
愛(爱)という字の簡体字は下が友
あと、簡体字はごんべんなどの「へん」が簡略化されていてわかりにくい。
ごんべん 说、认、谈
かねへん 铁、针、铃
しょくへん 饭、饰、饺
これらは草書体的に簡略化されているので、いくらかいても
バランスが悪くなってしまう。
HSKを受けたのはもう一年半ぐらい前だが、直後学校の先生に出したメールを読み返すと、
「汉字填空写错了两个字,"轻"和"真",太可惜了」と書いてあった。
その後HSKは受けてないので、いまだにこれらの字はきちんと書けないであろう。
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