2011年5月24日火曜日

HSK初中等(5) 総合(综合)

総合は2つの部分に分かれている。

一つ目は、文章中の空欄に最適な語句を選択するもの
二つ目は、文章中の空欄に最適な漢字一文字を回答欄に書くもの

語句選択は、文法的な正誤(善し悪し)を問う場合もあるし、
意味的な正誤(善し悪し)を問う場合もあり、まさに総合的な問題と言える。

ここに対しては、文法の勉強と、読解などによって「このケースでは
こっちの単語の方が相応しい」等のユースケースを増やすこと、を基礎として、
練習問題で感覚を磨く、ということになるだろう。

一方の漢字空欄埋めは、問題の成り立ち的には上記と同じなのだが
「簡体字を書く」という非常に壁が高い問題をクリアしなければならない。

だいたい、会社でPCを使って仕事をすることが一般的になって以降、
日本語ですら「文字を書く」機会は一年に数回あるかないかぐらいの頻度だし。

簡体字は、日本語の漢字と微妙にちがう場合があるので、それがやっかいだ。

宮(宫)という字は、微妙だがまあわかりやすい。
経(经)という字の「つくり」は日本の漢字だと又と土だが、簡体字はスとエ
氷(冰)という字が、簡体字だと「にすい」に水
愛(爱)という字の簡体字は下が友

あと、簡体字はごんべんなどの「へん」が簡略化されていてわかりにくい。
     ごんべん       说、认、谈
     かねへん      铁、针、铃
     しょくへん      饭、饰、饺

これらは草書体的に簡略化されているので、いくらかいても
バランスが悪くなってしまう。

HSKを受けたのはもう一年半ぐらい前だが、直後学校の先生に出したメールを読み返すと、
「汉字填空写错了两个字,"轻"和"真",太可惜了」と書いてあった。

その後HSKは受けてないので、いまだにこれらの字はきちんと書けないであろう。

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