2011年5月3日火曜日

中国語の本を読む(5)

欧米ものの推理小説も、もちろん日本のように「何でも全部そろっている」とは
いかないが、それなりにはある。

古いところでは、コナンドイル、アガサ・クリスティ、
エラリー・クイーン、レイモンド・チャンドラーなどはある。

※推理小説としてはマイナーな日本の「小栗虫太郎」や「夢野久作」
  まで売っているのにはビックリした。でも横溝正史はなかった。

特にクリスティは充実していて、ほぼ全部が翻訳されている感じだ。

ただ、それ以降の欧米ものはあまり充実していないように思われる。
まあ私も最近の欧米ものはあまりフォローしていないので、知らないだけかもしれない。

※ロバートBパーカーがあったら読みたかったのだが。
内容がちょっと暴力的だから許可されなかったのだろうか。

私が読んだのは、

クリスティ(克里斯蒂)  「ABC殺人事件(ABC谋杀案)」
                                「オリエント急行殺人事件(东方快车谋杀案)」
                                「スリーピングマーダー(沉睡的谋杀案)」
クイーン(奎因)      「Xの悲劇(X的悲剧)」
チャンドラー(钱德勒)  「長いお別れ(漫长的告别)」
                                「さらば愛しき女よ(再见,吾爱)」
                                「プレイバック(重播)」

「スリーピングマーダー」を除いて、全て日本語と英語で読んだことがある。

翻訳者との相性の問題かもしれないが、クリスティは非常に読みやすかった。

クイーンは、ドルリー・レーンシリーズということで、シェークスピアとか
演劇関係の話題のところがやはり難しかった。

チャンドラーは、日本語でも英語でも何度も読んだことがあるのだが、
元の英文が難解というところもあって、中国語も難解だったように思われる。

とはいえ、好きな本だと、少し大変でも読むのは楽しいものだ。

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