2011年5月28日土曜日

HSK初中等(6) 聞き取り(听力)

もっとも難しい。これに尽きる。

日本で行われている中国語検定(中検)二級の問題集を買ってやってみたことがある。
聞き取りだけについていうと、HSK初中等とは比較にならないぐらい易しい。

内容もさることながら、話すスピードが全然違うのと、
問題文などを2回ずつ読んでくれるからだ。

まあ、(旧)HSKの本来の趣旨は、中国で生活に困らない、みたいなところがあるから、
「一回で聞き取れないと話にならないでしょう?」というロジックがあるのは
ある程度理解できる。

確かにこの聞き取りがほぼ完璧に出来る人は、テレビのニュースも分かるだろうし、
生活する上で困る場面はないだろう。

聞き取りは、3つの部分に分かれている。
第一部分は、単文が読まれる
第二部分は、ふたつの文(二人のやりとり)が読まれる
第三部分は、ある程度長い対話、もしくは文章が読まれる

いずれの部分も、文が読まれるのに続いて、問題文が読まれる。
選択肢は全て解答用紙に書いてあるので、それを選ぶ、という方式である。

理想は「文が読まれる前に選択肢を全部読んでおく」ことだ。

そうすれば、読まれる文の内容(使われるであろう単語)が予測できるし、
練習量が増えるに従って「これはこのパターンの問題であろう」というように
問題のタイプが予測できるようになり、それに基づいて元の文を聞けるようになる。

で、文と問題文を聞いたらすぐに回答して、次の選択肢を読み始める、
というのが理想的な時間の使い方だ。

私の場合は、全然うまくいかなかった。

「聞いたらすぐに回答」できず、時間を食っている間に、
次の文が読まれるので、選択肢を後から読むことになり、さらに回答に時間を食う、
という悪循環から逃れられなかったのだ。

結局、聞いた文がきちんと理解できてないという、要するに力不足だったわけで、
それを小手先のテクニックで何とかしようとしても無理、ということだったと思う。

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