2011年3月19日土曜日

ピンインと声調について(1)

中国語で最初に覚えるのは、これである。
日本語でいうところの、ローマ字の役割を持っている。

中国語は漢字ばかりだが、仮名が存在しなくてルビを振ることはできないので、
本の中で「発音のしかた」を示す方法が存在しなかった。

この状態では初級学習者(中国人の子供も)は、音読学習ができない。

※もしかして、中国でこれだけ多くの「方言」があるのも、そのことと
関係あるかもしれない。漢字という書き言葉の標準はあったが、
読み方の標準がなかったわけだから。

英語は新しい単語でもアルファベットを頼りに声に出して読むことが可能だが、
漢字では不可能である。

ピンインは、漢字の標準的な発音のしかたをアルファベットと声調記号で
表現したものなので、日本語にとってのローマ字(もしくは仮名)を覚えることが
重要であるのと同等の重要性をもっている。

ということで、中国語入門書には、一番最初にこれが書いてある。

見た目、ローマ字みたいなので、日本人にとっては入っていきやすい。

でも、発音はローマ字とかなり異なる。

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