赴任当初、まず会社に紹介された家庭教師の先生に教わった。
その先生は平日は某有名監査法人で社員として働いていて、
週末バイトとして中国語を教えていた。日本語がかなりうまい。
その先生はとてもよい先生だったのだが、いくつかの理由で
一年ほどあとに学校に切り換えることになる。
・「困ったときに日本語で何とかする」という癖を
強制的に直すような環境にすべきだと思ったこと
先生が日本語が上手だと、どうしてもそれに甘える気持ちを抑えることができなくて、
うまく通じない場合日本語に切り換えてしまう。最初はある程度仕方がないが、
だんだんマイナス面が大きくなってくる。
さらに、ときどき日本語での雑談モードに入ることもあり、
それはそれで楽しいわけだが、
一方で「このままではまずい」との気持ちも強くなってきた。
・先生は本業が忙しい時期がときどきあり、希望通りの授業日程が組めなかったこと
「すみませんが、これから杭州の客先に長期出張なので、次回は1ヶ月後で...」
というのがちょっと困った。
上海には日本人向けフリーペーパーがたくさんあるが、そこに広告を出していた、
比較的家に近い学校に電話をかけて「無料体験授業」を受けてみた。
そのときの先生も実は日本語が非常にうまい先生だったのだが、
授業中は基本的に中国語のみで行われ、「ちょっと日本語で...」などという
甘えた態度が許容されにくい適度なプレッシャーがあった。
また、先生もたくさんいて、一週間前に予約すれば希望の時間に
必ず授業を受けることができる、ということなので、
1時間あたりの単価は少し割高だったが、この学校に行くことにした。
実際、先生の教え方のレベルはかなり統一されていた。
もちろん「授業中どのぐらい本題から脱線するか」は先生によって異なったし、
それを含めた会話のかみ合い具合もいろいろだが、
逆に先生によって脱線するときの話題がいろいろあったり、
頻繁に使用する語彙が異なっていたりするので、
一人に固定されるよりも学習効果は高いように思われる。
結局、それ以来2年半ぐらいずっとそこに通っており、いまも続けている。
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