本を読むことが好きなので、外国語が少し分かるようになると、
すぐ原語で本が読みたくなる。
英語は、原書で読みたい本がたくさんあった。
推理小説が好きだったので、日本語訳で既に読んでいた
イギリスやアメリカの作家の本を原語で読みたかったからだ。
東京では、こういった英米系の原書は大きな本屋に行けば手軽に入手できた。
教科書を読むような"熟読"と違って、私の読書は、細かいところは気にせず
内容を把握して楽しむためのものなので、どちらかというと"速読"に属する。
「この単語の意味が分からない」などといちいち調べていると、
永久に読み終わらないし、進みが遅くなると達成感が乏しくなり、
モチベーションがどんどん下がってくる。
「10ページ読んだ」「この本の1/4読み終わった」「1/3読み終わった」
「半分終わった、あと半分だ」「あと100ページだ」「あと50ページ」
というように「進み度合い(達成度合い)が数値として実感できる」と、
前に進もうという気持ちもわいてくる。
実際は、例えば1冊読み終わったからといって、「語学を勉強する上で、
何を達成したのか」というと、明確なものはほとんど得ていないように思う。
あるいは、英語的な感覚とか言い回しとかを覚える助けには
なっていたかもしれないし、そう信じたいところではある。
大学生当時は数年間に渡って、何冊もこうして英語のぺーバーバックを読んだ。
最初は1ページ読むのに20分とかかかっていたのが、最後の方には3~5分程度で
読めるようになっていた。
私の場合は、「勉強するため」という目的ではなく、「本が読みたい」という目的が
主になっているからこそ、続けられたように思う。
でも、中国語の勉強には、この方法はいまいちだ。
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