"新西兰"
この意訳と音訳の合わせ技が、中国語(的発想)の真骨頂である。
日本人にはこういう発想が決してできない。
まあ、もちろん日本語はカタカナでそのまま書けばよいだけだから、
そもそも必要がない、ということもあるが、仮に必要があって、
こういう方法を思いついたとしても、
「固有名詞を意訳するなんて、先方に失礼」
などといって絶対却下すると思う。
もちろん、さすがに通常はそういう荒技は使わない。
例えば、ロサンゼルス(Los Angels)は意訳して"天使たち"と書くことはなく、音訳する。
"洛杉矶luoshanji"
何度聞いてもLosAngelsとは聞こえないが、
リズムという点では、英語に近い。
英語でLosAngelsは母音の数に対応して3拍だが、
中国語も3拍となる、一方、日本語は6拍になる。
一般に日本語でのカタカナ表記は、言語での母音子音の発音を忠実に再現することを
目指しており、その結果リズムは全く原語と異なるものになる。
中国語の中の英語は、発音はなんとなく近い、といった程度だが、
リズムは日本語と比較すると、かなり原語に近く再現できている。
英語を母国語とする人にとって、どちらがわかりやすいのだろうか。
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