2012年6月19日火曜日

新HSK(31) 高級 結果

まだ試験日(5/20)から30日経っていないが、今日(6/18)試しにHSKサイトを
確認してみたら、もう結果が出ていた。
さすがに、試験受ける人が少ないだけのことはある。

以前書いたように、試験当日の印象があまりに悪かったため、
全く期待はしていなくて「あれで何点なのだろうか」という興味しか
なかったのだが、結果はなんと63点で合格。



とはいえ、「わーうれしい」という感じでもなく、心境はかなり複雑なものがある。

自分では「まあ50点ぐらいかなあ」と思っていたので、
結果を見て「いったいどう採点をすれば63点がつくのだろう」という
採点方法への疑問が、前にも増して大きくなっている。

まともに答えられなかった私がこの点数ということは、
きっと他に受けた6人は全員合格しているに違いない。

もう当分試験勉強しなくてよい、という開放感から、
この1ヶ月間すっかりHSKのことは忘れていたのだが、
試験のときの状況を思い出し、無理やり分析をしてみよう。

点数配分予想は、前に書いた(ケース2)を前提として、
63点になるような採点を逆に考えてみる。

※点数配分はあくまで予想です。

"听后复述"は、3問中3問とも結論が全く理解できなかったが、
多少部分点がもらえていたとして、
8/15点、7/15点、6/15点ぐらいで、合計21/45点。

"朗読"は、まあそれなりの点数はついているであろう。12/15点ぐらい。

"回答問題"は、15点、15点、といったところで、合計30/40点。

これで一応63点になる。こんな感じだろうか。


"回答問題"は六級の作文のときと同様「内容は稚拙でもよいから、
とにかく構成だけは整えて時間内に終わらせること」が最も大切なのだと思う。
これは、多少練習すればすぐ慣れる。

作文と違って通勤途中でも、お風呂の中でも、お茶飲んでるときでも練習できる。
一回練習したって3分以内に終わるから、やる気だけの問題である。

まずは合格を目指す、という状況の場合、問題集の模範解答みたいな立派な回答は、
あくまで高得点を目指す人のためのもので、「いまの自分には関係ない」と
割り切る気持ちが必要であろう。

"朗読"も、単調にならないように注意しつつ「とにかく時間内に
全部読みきること」が重要なのだと思う。ピンインや声調間違いのせいで
速度が落ちたり止まったりしないように、「多少の間違いは当然」ぐらいの
心構えを持ったほうがよさそうである。

具体的には、私の場合、"听后复述"あとの十分間の準備時間の半分ぐらいを
"朗読"準備に費やした。

読み方のわからない漢字にはピンインと声調を推測して書き込むとか、
ある程度わかっている漢字でも、できるだけ声調だけでも書き込むことで、
読む2分間は読むことだけに集中するためである。

練習のときによくあった、読んでいる最中に迷って時間を無駄にする、
ことを出来る限り避けたかった。

時間内に読む、ということに関しては、このやり方は成功したと思う。

"听后复述"は、ストーリー全体が理解できなくても、聞き取れたところだけ話せば
部分点は獲得できる感じなので、わからないところが多くてもあきらめず、
分かったところだけでもとにかくがんばって話す、ことが大切だと思う。
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ということで、六級も高級もかなり心残りはあるものの、
新HSKはこれでいちおう終了ということになった。

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