2012年12月3日月曜日

上海マラソン2012 (4) 当日前半

土曜の夜は、友人の家で「上海蟹を食べる会」というのあり、
部屋に戻ったのは零時を過ぎていた。

そこから風呂に入ったり準備したりしていて、結局寝たのは1時だった。

目覚ましは5時半にかけたのだが、
緊張していたためか5時15分には自然に目が覚めた。

真っ先に窓から外を見たところ、雨が降っている。最悪である。

6時に待ち合わせた同僚とタクシーに乗って「外滩まで」といったら、
「今日はマラソンだろ」
「そうです、マラソンに行くんです」
「道路が封鎖されてるはずだから、近くまで行くから後は歩いてね」
「はい」
事情がよくわかっている運転手さんだった。

 結局、中山東路と延安東路との交差点のところでもういけなくなり、
そこから北京東路まで歩くことになった。

延安東路から一本入った四川北路、というのを北に歩き、北京北路に向かう。

雨が結構強く降っていた。小雨というレベルではない感じで、
ちょっと歩くとびしょ濡れになる。

歩いていくにつれて、マラソン参加者が続々と湧いて出てきて、
狭い四川北路は満員電車みたいな状況になっていた。

雨が降っているのでかさをさしている人も多い。

またこれが傘マナーが悪くて、後ろから横から人の頭にガンガン傘をぶつけてくる。
満員電車状態だからある程度仕方ないが、ちょっと辟易する。

天気予報では朝にはやむみたいに書いてあったので、
荷物になる傘は持ってこなかったのだが、
これではつらいなあ、と思っていたら、
 人ごみの中でおばちゃんがカッパを売っていた。

カッパは飛ぶように売れており、おばちゃんの横は買ったカッパを来ている人で
あふれていた。

「これは買うしかない」ということで我々もカッパを買った。
1つ5元だったので、それほどぼっているわけではないと思うのだが、
生地はあまりに薄く、着ようと思って袋から出した拍子に
半分ぐらい破けてしまって効果が半減してしまった。

とはいえ、あの状況で5元というのはおばちゃんも私たちもwin-winの取引の
ように思われる。

本当は登録時にもらった衣類袋を預けるわけなのだが、
人が多すぎて預け場所までたどり着けないので、預けるのはあきらめ、
背負って走ることにして、スタート地点に向かった。

正直、スタート地点に行くだけなのに、こんな雨と人ごみの中を30分も歩く、
というだけで、やる気を喪失させるのに十分である。
 
周りの参加者を見ると、ジーンズはいてる人とか普段着の人が
たくさんいたのが不思議だった。
彼らは5kmの健康マラソンに参加するのだろうか。

また、やはり欧米系の参加者が目立つ。
ガタイが大きいから、ということもあるが、
彼らは服装が、なんというか「やたら本格的」だからだ。
本人はそのつもりはないだろうが、男性も女性もみんな
「私はランナーです」ということを誇示しているように見える。

7時になってレースが始まったようだったが、我々はまだ北京北路におり、
結局スタート地点を通過できたのは7時10分ごろだった。

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