2012年12月4日火曜日

上海マラソン2012 (5) 当日後半

スタートラインを越えるとみんな走り出したので、私たちも走り出した。

足元にはみんなが捨てたカッパが散乱していて走りにくい。
雨はまだ降っていたのだが、やはり走るときはカッパは邪魔なので、
私も走りながらカッパを脱いだが、その場に投げ捨てる気にはなれず、
フリースのポケットにねじ込んだ。

私は全く速く走る気はなかったので、 ゆるゆると走り、
後ろから来る人に次々と抜かれていき、同僚も先に行った。

走るというのは、やはりなかなか孤独なスポーツである。

走っている最中のことは詳しく書かないが、改めて思ったのは、
「走っている間、たいくつだ」
ということだ。

最初から最後まで考える話題が
 「疲れた、足が痛い、今何キロだろう、今何時だろう」
しかないのである。ほんとうにつまらない。

時々沿道に「加油!、加油!」などと励ましてくれる
おばさんグループや、チアガールの格好をした
大学生風の女の子がいるのだが、
正直彼女たちが出てくると「ふとわれに返る」ことができ、
テンションを復活させることできる、という部分がかなりあると思う。
とても助かった。

最初からゆっくり走って後ろから追い越されっぱなしだったが、
疲れて足が痛くてどんどん速度が落ちて、
最後の1/3はほぼぜんぶ歩き、ゴール直前はみんな走っているから私も走ろう、
と思ったがもはや足が動かなくて、歩いてゴールした。

隣ではフルマラソンの人もゴールしていたのだが、
同じ時間でこの倍の距離を走るなんて、本当に信じられない。

結果からいうと、ハーフを3時間でいちおう完走したのだが、
大変だったのはゴールしたあとだった。

飲み物と食べ物をもらって、成績証明書を受け取って、時間計測用の機器を返す、
というだけなのだが、たったそれだけのことに2時間もかかった。

脇で並んでいた日本人の人が「去年も時間がかかったけど、
今年はもっとひどい」といっていたのが聞こえた。

まあ、何万人も参加しているので、うまく捌くのは非常に難しいのだろうが、
もうちょっとやりようがあるのでは、と思った。
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完走したはいいが、本当に足が痛い。家に帰ったら痛さ倍増している。
ゆっくりとしか歩けないし、階段の上り下りが非常につらい。

一週間ぐらいで直ることを祈っている。

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