実は、この本を買ったのは、新HSK六級試験の一週間前だ。
試験勉強の時の集中力には限りがあるため、私の場合、区切りを頻繁に設ける。
たとえば、聞き取りを30分やっては一休みし、読解をやっては一休みする。
一休みするときにちょっと読めるような気軽に読めるものが欲しかったのである。
また中山公園駅近くの本屋に行って、二階の小説コーナーをぐるぐる回って探した。
土曜の夜だったのだが、それなりに人も多かった。
日本人の若い(大学生ぐらい?)男の子と、中国人らしい同年代の女の子が二人で本を探していた。
友達なのか恋人なのかはよくわからないが、それなりに親密な二人は日本語で会話して、
どうも女の子が男の子のために本を探してあげているような雰囲気だった。
上海では行くところに行くと(決して本屋にはいないが)明らかに不釣り合いな日本人男性と
中国人女性のペアがたくさんいて、見ている方が非常に暗い気持ちになるが、
彼らのように両方若いケースは、見ていて微笑ましい。
さて、やはり中国人作家の推理小説のところを中心にみたのだが、
今回の条件は「試験勉強の合間にでも気軽に読めそうなもの」だったので、
読んだことのない作家はリスクがある。
やはり、鬼马星か。
以前ここにも書いたように、前回「雾锁天途」を読み、その読みやすさにビックリしたので、
今回も同じ作者にしておこう。来週試験だし。
ということで、表紙に「少女莫兰系列」の2番目と書いてある「百合花房秘语」を買った。
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