2012年3月13日火曜日

新HSK(9) 六級の阅读 後半

残りの第二、第三、第四部分について。

全般的にいうと、それほど「難しい...」という程ではないと思うのだが、
なにせ第一部分でほとんど点数をとれないことがわかっている状況だと、
「絶対間違えられない」というプレッシャーがあり、
かつ少ない試験時間によるプレッシャーとも重なって、
ケアレスミスを誘発する環境にあるといえる。

第二部分は、ある文の中に4つほどの空欄があって、そのなかに当てはまるものとして、
もっとも適切なものを選択肢の中から選ぶものである。

旧HSK初中等の総合にあったものに似ているが、こちらは4つの単語の組を選ぶものなので、
1つ空欄がわからなくても、そのほかの3つの空欄にあてはまるであろう単語を頼りに
回答を選択できるので、理論的には「4つのうちどれかわかればよい」ということで、
ある意味では易しくなっているとは言える。

もちろん実際には、ある空欄の候補は「4つ選択肢のうちどれ選んでもよい」場合も
あったりするのでそんなに簡単ではない。

基本的には、単語のニュアンスは日本語に近いところがあるので、
日本人にとっては非常に有利なのだが、ときどき違ったりするので、そこは覚えないといけない。

例えば...「ここの空欄には「建設」「建築」「建立」「修建」のどれが相応しいか?」

橋とかを作る場合は中国語の場合「修建」がピッタリするそうである。


第三部分は、ある長文の中から5つの文が抜き出されて空欄になっており、
その5つの文は下の方にABCDEの選択肢としてならべられている。
で、文章の中の空欄に相応しい文を選択肢から選ぶ、というものだ。

一見簡単だし、決して難しい、ということでもないのだが、「これはどっちも当てはまるなあ」
とちょっと迷う場合があり、問題の性質上1つ間違うとそれが他の空欄に影響を与えるので、
雪崩的にたくさん間違ってしまう。

私は第三部分は結構苦手で、たいていの場合一つの長文中2つ間違う。

第三部分は全部で10問(つまり長文が2つ)なので、両方2つずつ間違ってしまうと、
第一部分で想定される間違い数(7から8)とあわせて12とかになってしまい、
本当に「もう決してそれ以上間違えられない」状況になる。

なので、本番では第三部分の出来不出来が非常に重要である。


第四部分は、まあ、普通の読解問題で、文章と問題文をちゃんとよめば間違うことはない、
のだが、なにせ時間がせっぱ詰まっているので、時間との戦いになる。

先に一回文章を読んで、その後質問を読む、というやり方だと、
質問を読んだ後にまた必ず文章の該当箇所を読み直すことになって
時間の使い方としては、決して効率はよくないように思われる。

私はこのやり方に慣れてしまっているので、いまさら変えるつもりもないが(本番まであと一週間)、
試験時間は非常に貴重で一分でも節約できると効果は大きいので、
これから受けるかたは、どうすれば第四部分を速くやっつけられるか、
いくつか方法を試してみるとよいのではないでしょうか。

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