2012年3月11日日曜日

新HSK(8) 六級の阅读 前半

さて、阅读である。

前述したように、中身は4つの部分から構成される。

第一部分 10題  間違いのある文章を探す
第二部分 10題  空欄に当てはまる単語を選ぶ
第三部分 10題  空欄に当てはまる文を選ぶ
第四部分 20題  文章に関する質問に答える

一回、模擬試験みたいのをやってみたが、とにかく時間が短い。
問題が50問なのに、時間は全部で45分しかないから、
単純計算で1問に1分かけていたら足りなくなることはすぐわかる。

なのに、第三部分と第四部分は長文を読まなくてはいけない。
速読できることが必須である。

私にとって最も難しいのは第一部分である。
一見どれも正しそうな4つの文が並んでいるが、ひとつには間違いがある。

間違いは、文法的なもの、意味的なものなど、さまざまなのだが、とにかくわからない。
どれを読んでも意味はだいたい通るし、「うーん」とちょっと考えているうちに
すぐ1分経ってしまい、最初から時間が足りなくなる。

模擬試験をやったときは、10問中2問しか当たらなかった。

こんなことなら「全部Cを選ぶ」ことにして、第一部分全体を1分で終わらせた方が
ましなのでは、と思ってしまう。

この模擬試験ではないが、練習問題をやっていて非常にビックリしたのは 

「白菜、にんじん、ピーマン、リンゴといった野菜は....」
という文は「リンゴは野菜じゃないから」間違い、という例があったことだ。

確かに間違いなわけだが、なんというか、これはもはや中国語の試験ではないように思われた。
こんな問題、決して英検でもTOEICでも出さないと思う。


この他にも、
「この文章の状況では、この成語をつかうのは大げさすぎる」
「この動詞に対してこの目的語を使うのは、意味的にみて不適切」

など「程度問題なだけで、普通に意味わかるじゃん」と思ってしまうようなものがたくさんある。

2種類の練習問題とかやってみると、ある程度パターン化されているところもあるように思うので、
ここで点数をとりたい人は、問題をできるだけたくさんやった方がよいと思う。

ただ、本屋でちょっと問題集を立ち読みしたところ練習問題の答え(どの文が間違いか)は
書いてあるが、その文の「どこが間違っているか」を解説してくれる本は多くなかった。

身近にそこを正しく教えてくれる中国語の先生がいればともかく、
それがわからないといくらたくさんやっても向上しないと思うので、
問題集を買うときは、注意した方がよいと思います。

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