2012年3月9日金曜日

新HSK(7) 六級の听力

復習も終え、いよいよ六級の聞き取り問題にトライしてみた。

まず、勘違いしていたことがひとつある。

第二部分(インタビュー)のところは、旧HSK高等でも同等の内容があったので、
てっきり同じように「本当の一般人にインタビューした音声を使う」のかと思っていたが、
新HSK六級のインタビューは、他の問題同様「問題を読むプロの人」が読むようである。

従って、旧HSK高等で難しいとされていた、
「一般人なので滑舌が悪くて聞き取りにくい」
「必ずしも標準語を話す人とは限らないので、なまりや方言に対応する必要がある」
というところはなくなっており、その点は受験者にとってはやりやすくなっていると思う。

改めて、聞き取り全体の話をすると...

第一部分は、短い話(100字ぐらいか)を聞いて、その内容に合致した回答を選択肢から選ぶ。
ここは他と違って質問文が読まれない(常に「合致した内容を選べ」)。
なので、聞く前に選択しに目を通しておく、ということの重要性が高い。

旧HSK初中等の第一部分は、気分的に苦手だったが、それは内容がどうこうというより、
ひとつの文しか読まれないので「あっという間に終わってしまう」からだった。

ちょっと前の問題が気になっていたりすると、次の問題を聞き取る体制になる前に、
文章がもう読み終わっていて、選択肢を選ぶ手がかりすらない。
で、迷っていると次の問題も、というような悪循環によく陥った。

その点、新HSK六級聞き取り第一部分は、量が結構あるので、若干聞き逃しても
「大意がわかればいいや」という心理的な余裕がある。

断片的に聞き取れた単語をもとに全体を構成し「常識的に考えてこういうことに違いない」
というロジックで選択肢を選ぶ、というのが基本的なやりかたになる。

ときどき大意ではなく、ある特定の一部分を聞き取らないと答えられない問題もあるが、
それは、もう半分あきらめである。

第二部分は、最初も書いたがインタビューの内容で、それに基づいた問題がいくつかだされる。
量も多いし、専門的な内容もあって単語が難しいので、広範な知識がないとちょっとつらい。

ただ、インタビューだから特別な何かがあるという感じではなく、
本質的に、第三部分の長文をきいて質問に答えるのと同じタイプ、ということはいえる。

長文聞き取りは、旧HSK初中等でもかなり難しい場合があったので、
感覚的にだが「その難しいレベルの問題ばっかりになった」気がする。

逆に言うと、それに比べて段違いに難しい内容になったようには思わない、という意味だが、
これは単純に私が「難しくてわからない問題は、レベルの判断ができない」からであろう。


後は全体的に量が多くて、途中で聞き疲れて集中力を切らしてしまうかもしれないので、
大量の文章を連続してきくのに慣れておく必要はあると思う。

まあ、試験まであと10日ぐらいしかないし、本質的な聞き取り能力向上は望めないので、
試験のやり方に慣れるように練習をしたいと思う。

でも、仕事から帰ってきてからやるのはかなり意志の力が必要で、
ときどき負けてしまっている。

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