2012年5月17日木曜日

新HSK(24) 高級 点数の考え方 後半

各項目ごとの見込みはどうだろうか。

まず、"听后复述"。

一つ明らかなのは、"听后复述"の3問のうち、1問は(概要という意味での)内容を
正確に聞き取れない可能性が高い、ということだ。

笑い話のオチがわからない、とか内容自体が難しい、とか。

3問とも内容をわかった上で答えられれば、それはラッキーである。

概要が正しく聞き取れなければ、6割の部分点は達成できないと思われる。
つまり、貯金どころか、ここで少し借金を背負ってしまうことを
前提として戦略をたてなければならない、ということである。

先の(ケース2)を前提とした場合、目標点数としては
3問全体で25点(配分は11、9、5とか)ぐらいだろう。

仮に2問以上わからなければ、その時点で「残念でした、
やはり実力不足」とあきらめる。


続いて"朗读"。

模擬試験では、かならず読み方もしくは声調がわからない単語がいくつかあった。
さらに、2分以内に終わらせるために、やや速度を速める必要があり、
そうすると覚えている単語の声調も怪しくなる。

緩急つけるとか、文節の区切りを意識するとか努力して、
それがうまく行ったとしても、まあギリギリ6割というところだろう。

つまり、(ケース2)前提で9点である。



最後に"回答问题"。

ここまでの合計は34点。60点までには あと26点必要である。
計算から自動的に、一問あたり13点(65%)が目標になる。
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まあ、この点数であれば、もちろん運に左右されるわけだが、
五分五分の勝負、という感じで希望が持てないわけではない。

点数配分も採点方法も全然わからないのにこんな皮算用してバカみたいだが、
いちおう気持ちを落ち着けることはできる。

気休めでもないよりはましである。


もうあと試験まで間がないわけだが、一夜漬け的に努力しても
報われる可能性が高いのは、"回答问题"だと思われる。

 "听后复述"も"朗读"も、聞き取れない、読めない単語が出てくるリスクを
コントロールできない。

その点 "回答问题"は問題文は答えるのが難しい哲学的な内容の場合があるにせよ、
「問題文の意味がわからない」可能性は低いので、練習を多くすれば、
定型パターンにはめるための引き出しを増やすことができるだろう。

最後の追い込みということで、モチベーションを切らさずにいきたい。

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