2012年5月13日日曜日

新HSK(22) 高級 試験全体

今回は、個々の部分ではなく、全体の流れについて書いてみる。

試験は音声が流れ、それに対して自分の声をマイクを通して録音する、
という形で行われるようである。

試験問題以前にも、
「あなたの名前は何ですか」
「あなたはどこの国の人ですか」
「試験番号は何番ですか」
という質問があり、口頭でマイクに向かって回答する必要がある。

名前は、日本語の名前を言えばいいのか? 
それとも名前の漢字を中国読みしたほうがいいのか?

とか思ってしまうが、まあこれは日本語の名前を言うべきだろう。

これが終わると"听后复述"が始まる。
3問連続でやると、全部で10分もかかっていないのに、
私はもうへとへとに疲れている。
もちろん、あまり聞き取れない中、がんばって内容を推測し、
それに基づいて文章を考えるのが非常に大変だからだ。

そのあと、"朗読"と"回答問題"の準備として10分間与えられる。
これは準備もそうだが、より重要なのは気持ちをリセットして
モチベーションを再度持ち直すことだ。

ただ、もし "听后复述"が全く答えられなかったりしたら、
合格の可能性も消えてしまうので、その時点でやる気はなくなってしまうだろう。
その意味で、"听后复述"をいかに頑張れるかが、まず大きなポイントである。

10分の準備期間の後は、"朗読"と"回答問題"がまた連続でやってくる。

 私の場合、読むのがゆっくりで"朗読"は常に時間ぎりぎりまでかかるので、
 終わった瞬間に"回答問題"の1問め、ということで息つく暇がない。

これが気持ちを落ち着かせられないまま "回答問題"に入る要因になっている。
ここできちんと気持ちを立て直せるかどうかも、大きなポイントである。

全体としては30分足らずの短い試験なので、うまくいかなかった問題を、
いかに後に引きずらないように、集中を維持できるかが重要だろう。
うまくいかない問題は必ずあるので。

言うは易し、ではあるが。

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